5月7日の午後、太陽の前面を水星が通過する「水星太陽面通過(日面通過)」が起こりました。1999年11月16日以来2年半ぶりのことでした。
この日パレットおおさきでは、「昼間の星をみる会」と称して屋上天文台で観望会を実施し、
平日ではありましたが42名の参加がありました。あいにくの雲の多い空・・・。
でも、ときどき薄雲の中から、太陽を観察することができました。
水星は、太陽に最も近くを回る惑星で、約4ヶ月に一度地球からみて太陽のすぐそばを通過しています。そのとき、地球−水星−太陽が一直線にならべば、今回のように、太陽の前を水星が通過していくようにみえるのです。
しかし、地球と水星の宇宙での通り道(軌道・きどう)は、お互いに少し傾いているために、しょっちゅうこのようなことが起こるわけではありません。地球・水星の軌道の関係上、その起こる時期は5月9日ごろと11月11日ごろになっています。次回の水星の太陽面通過は、3年半後の2006年11月9日です。なお、2004年6月8日には、122年ぶりの金星の太陽面通過が起こります。