昼間の星・金星に注目!【2001年2月21日公開】
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●金星 昨年の秋から、夕方の西の空に大変明るい星が輝いています。金星です。 ●金星の名前 この金星、大変明るい星だけに、各地でいろいんな名前でよばれています。金星は、夕方に輝いているときは「宵の明星」。朝方にあるときは「明けの明星」として親しまれています。 |
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●現在、うお座を移動中
今、金星の輝いている星座が、秋の星座のうお座です。ギリシア神話では、うお座と金星は、ちょっと関係があります。 ですから、しばらくは(6月上旬まで)、うお座としてのアフロディテと、惑星のアフロディテが同じ場所にいる、というタイミングの良い時期が続くことになります。 ●昼間でも見える星 金星、今(2月中旬〜下旬)が一番明るいころです。正確には、2月22日が、計算上最も明るくかがやく日(最大光輝)で、その明るさは、マイナス4.6等。実に、一等星の100倍以上の明るさでかがやいています。 金星の大きさは地球より少し小さいくらい。地球よりも太陽に近く、そして金星を取りまく厚い雲が太陽の光をよく反射するために、明るく輝いているわけです。 これほど明るいと、よく晴れた昼間の青空の中、(がんばれば)ポツンと光る金星を「肉眼で」みることができる場合もあります。金星が明るく、金星と太陽との角度が大きい今のうちがチャンスです。 ●これからの金星の動き これから、見かけ上の位置が太陽に近づいていき、金星は細くなっていきます。同時に、地球にも近づいてくる分、大きく見えてきます(右の図の大きさは、実際のスケールの400倍で描いています)。
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パレットおおさき天文情報 |